海外大学の学費を徹底比較!人気国別の費用と奨学金情報

「海外の大学に興味があるけれど、すごくお金がかかるのでは?」

そんな心配を持っている方も多いことでしょう。

海外大学への進学には、メリットがたくさんあります。世界中に一生の友人ができ、語学力や論理的思考力を高められるだけでなく、突破力やリーダーシップなどを育むことができます。間違いなくあなたのターニングポイントとなる数年間になるでしょう。

充実した留学生活をおくるためにも、お金の課題はしっかりと解決しておきたいところです。学費や生活費などの費用をしっかりと把握し、先々不安のない計画をたてていくことが大切です。

この記事では、人気の留学先であるアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダを中心に、海外大学の学費や生活費を詳しく解説します。

さらに、ドイツ、フランス、アジアの大学についても触れ、学費を節約するためのヒントもご紹介します。

学費を抑える方法や、奨学金の活用法も解説しますので、ぜひ大学留学を検討する際の参考にしてください。

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海外大学の学費について知ろう

海外大学の学費について知ろう

国別学費の違い

まずは、海外大学の学費について全体像を掴んでいきましょう。また、学費以外にも様々な費用がかかることを理解しておくことが重要です。

海外大学の学費は、国や地域によって大きく異なります。例えば、アメリカの大学は一般的に学費が高く、特に私立大学では年間数万ドルにもなることがあります。

オーストラリアやカナダは比較的学費が抑えられる傾向がありますが、それでも地域や大学によって差があります。

ドイツやフランスなどの欧州諸国、アジアの一部の国では学費が非常に安い大学や、学費自体が無料という国もあります。

主要な留学先国の学費の特徴

アメリカ公立大学と私立大学で大きな差があり、私立大学は特に高額です。

▼年間学費目安
300万~700万円
イギリスEU離脱後、留学生の学費が上昇しました。ロンドンなどの都市部は特に高額です。

▼年間学費目安300万~600万円
オーストラリア学士課程の学費は比較的高めですが、生活費は都市によって異なります。

▼年間学費目安
280万~450万円
カナダアメリカに比べると学費は安めですが、州によって差があります。

▼年間学費目安
280万~500万円
ドイツ公立大学の場合、多くの州で学費が無料または非常に安価です。

▼年間学費目安数万円~200万円
フランス公立大学の学費は比較的安価ですが、グランゼコールなどの一部の高等教育機関は高額です。

▼年間学費目安35万円~200万円
アジアシンガポールや香港などの一部の国・地域を除き、比較的安価な学費設定が多いです。

▼年間学費目安
50万~400万円
※あくまで目安であり、実際の学費は大学や専攻、学生の出身国によって異なります。

学費以外にかかる費用(生活費、教材費など)

海外大学で学ぶには、学費だけでなく生活費や教材費などの追加費用も考えておきたいところです。生活費は、留学先の国や都市、ライフスタイルによって大きく変わります。教材費は専攻によっても異なり、医学や工学などの専門的な分野では高額になることがあります。

学費以外で考えておきたいもの

住居費寮費やアパート代
食費学食、外食、自炊など
教材費教科書、ノートPC、文房具など
交通費通学や週末の外出に使う公共交通機関や自転車代。
地方都市では公共交通機関が発達しておらず、自家用車が必須となることも。
通信費携帯電話、インターネット代
保険料留学先国が定める健康保険、日本で加入する海外留学生保険など
娯楽・旅行費週末や長期休暇中の活動費
ビザ取得費用申請料、健康診断費用など
渡航費日本との往復航空券代

大都市や物価の高い国では生活費が高額になる傾向があります。例えば、ニューヨークやロンドンなどの大都市では、年間の生活費が1万ドル以上になることも珍しくありません。

一方、地方都市や物価の安い国を選ぶことで、生活費を抑えることができます。また、寮生活や自炊、公共交通機関の利用などで節約することもできます。

次の章からは、主要な国別に学費や生活費の詳細、そして利用可能な奨学金情報をご紹介していきます。

アメリカの大学学費

アメリカの大学学費

アメリカは、世界中から多くの留学生が集まる人気の留学先です。ハーバード大学やスタンフォード大学など、世界トップクラスの大学が多数存在する一方で、さまざまな入学難易度の大学があることが魅力の一つです。

州立大学 vs 私立大学

アメリカの大学は大きく分けて州立大学と私立大学に分類されます。

▼州立大学と私立大学の主な違い

州立大学
年間学費(全米平均):約30,000ドル
・州からの補助金を受けているため、一般的に学費が安い

・州内の学生(in-state students)と州外の学生(out-of-state students)で学費が異なり、州内の学生の方が安い

・大規模な総合大学が多く、幅広い分野の学部や学科がある
私立大学
年間学費(全米平均):約42,000ドル
・授業料のほか民間基金や私的な寄付金で運営されており、州からの補助金を受けていない

・学費は公立大学よりも高額だが、州内外の学生で差はない

・小規模から中規模の大学が多く、特定の分野に特化した教育を提供することもある

年間学費(全米平均)はあくまで平均値です。実際の学費は大学によって大きく異なります。例えば、アイビーリーグなどの私立大学では、年間学費が5万ドルを超えることも珍しくありません。

学費の目安と生活費

アメリカの大学の学費は、大学の所在地域や専攻、ランキングなどによってさまざまです。

学費の高さは、一般的には次のような順番となっています。

1.大学ランキングの高い私立大学
2.大学ランキングの高い州立大学
3.大学ランキング中程度の私立大学
4.大学ランキング外の私立大学
5.大学ランキング中程度の州立大学
6.大学ランキング外の州立大学

また、大学留学では学費と生活費をセットで考えることが大切です。生活費は大学の所在地や個人のライフスタイルによって大きく変わります。

例えば、ニューヨークやサンフランシスコなどの大都市では生活費が非常に高くなりますが、中西部や南部の地方都市では比較的安く抑えられます。また、寮に住む・アパートをシェアする・一人暮らしをする、などの生活形態によっても住居費は大きく変わります。

学費の目安(年間)州立大学
20,000~50,000ドル

私立大学
30,000~80,000ドル
生活費の目安(年間)生活費の合計:20,000~39,000ドル
(住居費、食費、教材費、交通費、保険料、娯楽費などを含む)

都市別生活費の一例
・ニューヨーク:250万円~450万円
・ロサンゼルス:250万円~400万円
・シカゴ:200万円~350万円
・地方都市:150万円~250万円

アメリカ政府の奨学金

アメリカの学費は、ここ10年ほどで大きく高騰しています。そのため、留学生にとって奨学金はぜひチェックしておきたいところ。アメリカには政府や財団が実施する奨学金制度のほか各大学も独自の奨学金を提供しており、応募条件や金額は大学によって異なります。

アメリカ国務省が提供する代表的な奨学金がフルブライト奨学金です。学部生、大学院生、研究者、教員などを対象に、留学、研究、教育活動を支援します。選考基準は厳しいですが、学費、生活費、渡航費などをカバーする手厚い支援が受けられます。

イギリスの大学学費

イギリスの大学学費

イギリスは、オックスフォード大学やケンブリッジ大学をはじめとする世界有数の名門大学が集まる留学先として世界中の学生が集まっています。

イギリスの大学は基本的にすべて公立です。EU離脱の影響もあり、学費は他国と比べると比較的高めです。ただし、学士課程は3年間、修士課程は1年間と北米や日本の大学よりも1年少なく、入学ルートによっては全体の留学費用を抑えられることもあります。

イギリスの大学の種類と学費

イギリスの高等教育機関は主に以下の3つの形態に分類されます。

1. 大学(University)

・学士号、修士号、博士号などの学位を授与できる機関
・オックスフォード大学、ケンブリッジ大学などの伝統校から、近年設立された新興校まで多様な大学がある

2. ユニバーシティ・カレッジ(University Colleges)

・大学と同等の教育を提供しつつも規模が小さい教育機関
・学位も授与される
・近年はほとんどのユニバーシティカレッジが大学に昇格、または大学学部のひとつとして合併している
・大学よりも学費は安め

3. カレッジ・オブ・ハイヤー・エデュケーション(Colleges of Higher Education)

・職業志向の高等教育を開講

・大学と提携して学位を出すことが多い
・大学よりも学費は安め

学費の目安と生活費

ここからは、主にイギリスの大学(ユニバーシティ)の学費と生活費についてお伝えしていきます。

学費は大学のランキングや規模によって異なります。

▼学費の目安

・大学ランキングが世界トップクラスの大学(オックスフォード大学、ケンブリッジ大学など):1000万円以上
・ラッセルグループ(研究型国立大学24大学で名門と位置づけられる大学群):600万~800万円
・その他の大学:400万~600万円

▼生活費の目安(年間)

・ロンドン:200万円~300万円
・マンチェスター:150万円~200万円
・エディンバラ:150万円~200万円
(住居費、食費、教材費、交通費、保険料、娯楽費などを含む)

生活費は、大学の所在地や個人のライフスタイルによって大きく変わります。なかでも、ロンドンとそれ以外の地域では生活費に大きな差があります。

ロンドンは物価が非常に高く、特に住居費が高額になる傾向があります。一方、スコットランドやウェールズ、北アイルランドなどの地方都市では、比較的安く生活できる傾向があります。

イギリス政府の奨学金

イギリスは学費・生活費ともに他国よりも高めの傾向にあるため、奨学金はぜひともチェックしておきたいところです。政府や大学、民間団体が提供する様々な奨学金制度があります。

イギリス政府の奨学金プログラムの代表例が「チーヴニング奨学金(Chevening Scholarships)」です。イギリス外務省が運営し、世界中の優秀な学生を対象とした奨学金プログラムです。

チーヴニング奨学金は学部生ではなく、大学院修士課程の1年間のプログラムをカバーします。学費、生活費、渡航費などが支給されます。

チーヴニング奨学金は競争率が高く選考基準も厳しいですが、挑戦する価値は十分にあります。

また、各大学も独自の奨学金制度を持っていることがあるので、志望校のウェブサイトや留学エージェントで情報を収集してみましょう。

オーストラリアの大学学費

オーストラリアの大学学費

オーストラリアは質の高い教育、多文化社会、そして美しい自然環境を兼ね備えた人気の留学先です。オーストラリア国立大学やメルボルン大学、シドニー大学など、世界ランキング上位の大学も多く、親日的な国民性も人気のひとつです。

アメリカやイギリスと比べると学費は抑えめです。大学の学部課程も原則として3年間で、入学ルートによっては日本やアメリカの四年制大学よりも早く卒業できます。

オーストラリアの大学システムと学費

オーストラリアの高等教育機関は主に以下の3つに分類されます。

1. 大学(University)

・学士号、修士号、博士号などの学位を授与できる機関
・研究活動も行う総合的な高等教育機関

2. 職業教育訓練校(Vocational Education and Training、通称VET)

・実践的な職業スキルを学ぶ機関
・TAFE(Technical and Further Education)と呼ばれる公立の教育機関が代表的だが私立校もある
・学士号の学位が授与されるコースもある
・VETを経由して大学へ編入するルートもある

オーストラリアの大学はほとんどが公立です。学費はアメリカやイギリスと比べると比較的抑えめです。学費は専攻によって異なり、一般的に文系よりも理系・医学系の方が高額です。

学費の目安と生活費

オーストラリアの大学の学費は年間約20,000オーストラリアドルから、医歯薬系学部だと70,000オーストラリアドルに及ぶこともあります。

世界大学ランキング上位のメルボルン大学やシドニー大学などの大学では平均よりも高めの学費がかかることがあります。

生活費はシドニーのような大都市では年間約20,000~30,000オーストラリアドル、地方都市では約15,000~25,000オーストラリアドルが目安です。

▼オーストラリアの大学学費の目安(年間)

・文系学部:20,000~30,000豪ドル
・理系学部:25,000~40,000豪ドル
・医学部・獣医学部:50,000~70,000豪ドル

▼生活費の目安(年間)

20,000~35,000豪ドル
(住居費、食費、教材費、交通費、保険料、娯楽費などを含む)

オーストラリア政府の奨学金

オーストラリア政府の実施する奨学金には「エンデバー奨学金(Endeavour Scholarships and Fellowships)がありましたが、2019年を境に募集が停止されています。

年度によって実施状況が異なりますが、オーストラリア各州政府が奨学生を募集することがあります。また、大学独自の奨学金制度もありますので、大学情報や留学エージェントなどを通じて、最新の情報を入手しておきましょう。

カナダの大学学費

カナダの大学学費

カナダは、質の高い教育、多様性あふれる社会、美しい自然と暮らしやすい環境で人気の留学先です。トロント大学やブリティッシュコロンビア大学など、世界ランキング上位の大学も多く、一方で隣国アメリカに比べて学費が比較的安めなことも魅力の一つです。

公立大学と私立大学の違いと学費

カナダの大学には公立大学と私立大学があります。公立大学は州政府からの助成を受けているため、学費が比較的低く設定されています。

一方、私立大学は一般的に学費が高いですが、留学生を積極的に誘致するための奨学金や助成金も多く実施しています。

▼カナダの大学システム

カナダの大学は主に公立大学と私立大学に大別されます。

1. 公立大学(Public Universities)

・州政府から資金提供を受けており、州ごとに教育制度が異なる
・カナダの大多数の大学が公立
・一般的に私立大学よりも学費が安い

2. 私立大学(Private Universities)

・政府からの資金提供を受けていない
・数が少なく、多くは宗教系の小規模な大学
・一般的に公立大学よりも学費が高い

学費の目安と生活費

カナダの大学の学費は、年間約25,000カナダドルから50,000カナダドルです。医歯薬系学部はさらに高額な場合があります。

ランキングの高い大学のほうが学費が高めとなる傾向にあり、トロント大学やブリティッシュコロンビア大学といった世界ランキング上位校はたとえ公立大学であっても年間約35,000~50,000カナダドルの学費がかかることがあります。

生活費は、大学の所在地や留学生個人のライフスタイルによって大きく変わります。トロントやバンクーバーなどの都市部では年間約25,000~30,000カナダドル、地方都市では約15,000~20,000カナダドルが目安です。

▼学費の目安(年間)

・公立大学(学部):20,000~50,000カナダドル
・私立大学(学部):30,000~60,000カナダドル
・大学院(修士・博士):20,000~40,000カナダドル

▼生活費の目安(年間)

合計:15,000~30,000カナダドル
(住居費、食費、教材費、交通費、保険料、娯楽費などを含む)

カナダ政府の奨学金

カナダ政府の実施する代表的な奨学金制度はヴァニエ・カナダ大学院奨学金(Vanier Canada Graduate Scholarships)です。社会科学・健康科学・自然科学・工学・人文科学などの分野の博士課程を志す学生向け奨学金で、カナダ国内外の優秀な学生を対象に、3年間の支援を提供します。

博士課程修了者を対象とするバンティング博士研究員奨励金(Banting Postdoctoral Fellowships)も政府が実施する奨学金です。

学部課程への留学に関してはカナダの大学が独自に実施している奨学金があります。多くの大学が成績優秀者や留学生を対象とした独自の奨学金制度を持っています。各大学の発表や留学エージェントなどから最新の情報を入手できます。

その他の人気留学先の学費

アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ以外にも、魅力的な留学先は数多くあります。ここでは、ドイツ、フランス、そしてアジアの大学の学費について概要をご紹介します。

ドイツの大学学費

ドイツの公立大学は高い質の教育を無料、または非常に安く開講していることで知られています。

・公立大学:ほとんどの州で学費が無料(一部の州で少額の学期ごとの登録料が必要)
・私立大学:年間約20,000ユーロ程度

ただし、生活費は比較的高めです。住む都市にもよりますが、年間約20,000~25,000ユーロを想定しておきたいところです。

▼生活費の目安(年間)

・ミュンヘン:220万~300万円
・ベルリン:250万円~300万円
・フランクフルト:250万円~300万円

フランスの大学学費

フランスの大学は世界ランキング上位に食い込む名門大学のほか、芸術やグランゼコールなど特色ある教育を実施しています。公立大学と私立大学があり、公立大学の学部課程は年間約2770ユーロと比較的学費が抑えめです。

エリート校であるグランゼコールでは、年間約10,000ユーロ以上の学費がかかります。

生活費は全般的に高めで、都市部なら年間約20,000~30,000ユーロ、地方都市で約18,000~25,000ユーロは見ておくといいでしょう。

▼生活費目安(年間)

・パリ:250万円~350万円
・リヨン:250万円~300万円
・マルセイユ:200万円~300万円

アジアの大学学費

アジアと一口に言っても、国の特色によってかなり特色が異なります。アジアの大学は、近年急速に国際化が進んでおり、英語で学位を取得できるプログラムも増えています。

近年は世界大学ランキングの上位に中国、シンガポール、香港、韓国などの大学名が目立つようになりました。また、インドや台湾、マレーシア、インドネシアなども安価でありながら国際色あふれる教育を実施していることで、世界的な評価はますます高まっています。

▼アジアの大学学費の例

1. シンガポール

・代表的な大学はシンガポール国立大学、南洋理工大学ほか
・年間約30,000~40,000シンガポールドル

2. 香港

・代表的な大学は香港大学、香港中文大学、香港科技大学ほか
・年間約145,000~190,000香港ドル

3. 韓国

・代表的な大学はソウル大学、KAIST、高麗大学、延世大学ほか
・国立大学で学費年間約3,000,000~4,500,000ウォン

4. 中国

・代表的な大学は清華大学、北京大学、復旦大学ほか
 ・学費年間15,000元~50,000元

アジア各国では、物価上昇の幅が大きくなっています。シンガポールや香港では日本以上に、他の国でも日本と変わらない生活費を想定しておく必要があります。

海外大学の学費を節約する方法

海外大学の学費を節約する方法

海外の大学で心置きなく勉強するためには、費用に関しての心配を極力少なくしたいものです。ここでは、学費や生活費を抑え、節約するためのヒントをご紹介します。

学費を抑えるためのヒント

公立大学を選ぶ

多くの国で、公立大学は私立大学よりも学費が安い傾向にあります。

比較的学費の安い国や地域を選ぶ

ドイツやフランスだけでなく、ヨーロッパの多くの国では学費が抑えめです。英語で学べる専攻も増えているため、英語圏の国以外にも選択肢を広げてみましょう。

また、アメリカやカナダでも、大都市を避けて地方の大学を選ぶことで学費や生活費を抑えられる場合があります。

カレッジやVETから始める

アメリカやカナダのコミュニティカレッジやイギリスのカレッジ、オーストラリアのVETなどを経て大学に編入すると、学費をセーブできることが多くあります。これらの教育機関は、大学と比較すると学費がリーズナブルに設定されているからです。

オンラインコースを利用する

海外の大学ではオンラインで開講されている専攻も数多くあります。オンラインと現地の対面授業を併用するプログラムもあります。

オンラインでの授業は時差があったり、図書館など大学施設を使えなかったり、海外生活自体の期間が限られてしまうなどのデメリットはありますが、学費を抑えながら学位を取得したい人や日本で働きながら学びたい人などは検討してみても良いかもしれません。

オンラインでの授業は対面でのニュアンスが伝わりづらいぶん、よりしっかりした語学力が必要です。大学進学準備コース(Academic Preparation)などのプログラムを受講するなどして、強固な語学力を備えるのがおすすめです。

現地でアルバイトをする

大学や大学院課程の場合、多くの国では一定条件のもと、学生ビザでのアルバイトが認められています。アルバイトをすることで生活費の一部を補うことができ、現地の文化や言語に慣れるチャンスにもなります。

ただし、アルバイトに頼りすぎると学業に支障をきたす可能性があります。あくまでもバランスを考えながら、学業に支障のない範囲で取り組んでみてください。

夏学期の活用

北米や一部の欧州の大学の場合、学費を節約する方法の一つに夏学期=サマーセッションの活用があります。夏学期は通常の学期よりも安めで開講されることも多く、単位を早めに取得することができます。

奨学金や助成金の活用法

記事の前半で各国政府が実施している奨学金についてご紹介してきましたが、それ以外にも財団や民間団体、JASSOなどが実施している奨学金のチャンスがあります。

奨学金合格を目指したい方に役立つヒントをいくつかご紹介します。

1. 早めの情報収集と計画

多くの奨学金は応募締め切りが留学開始の1年以上前です。学部限定の場合もありますので、早めの準備が重要です。

2. 複数の奨学金に応募

多くの応募者は、いくつかの奨学金制度を併願しています。競争率の高い奨学金だけでなく、小規模な奨学金への応募も検討してみてください。

3. 成績や課外活動の充実

多くの奨学金は成績のほかに、課外活動の実績を重視します。高校時代の早めから計画的に準備することで、奨学金通過の可能性が高まります。

4. 応募書類の作成はプロに相談する

エッセイや推薦状は熱意だけでは伝わりません。自分の強みや留学の目的を明確に、かつ論理的に伝えることが重要です。

時間をかけて推敲し、作成のプロにもチェックしてもらいましょう。「英語ネイティブの人に見てもらったから大丈夫」という人が時々いますが、それでは不十分です。ネイティブは進学のプロではありません。実績や経験のある海外進学のプロの目を通してアドバイスをもらうのが必須です。

生活費を節約するアイデア

生活費を節約することで、留学費用全体を抑えることができます。節約ばかりでは留学生活が味気なくなってしまいますが、節約自体も楽しみながら、以下のアイデアを参考にしてみてください。

共同生活をする

シェアハウスやルームメイトと住むことで、住居費や光熱費を分担することができます。地元の学生や他国の留学生との暮らしのなかから、日本の常識にはないような異文化について知ることもできます。

食費の節約

外食を控え、自炊を心がけることで食費を節約できます。地元の市場やディスカウントストアを上手に活用しましょう。

大きめの食材を買って、友だちと分け合って購入するのも効果的ですよ!

交通費の節約

公共交通機関が発達している地域では学割を活用できます。また、自転車も有効活用したいところです。

キャンパス内の学生寮に滞在している人の場合、通学のための交通費はかかりません。住む場所と学校との距離も、把握しておきたいですね。

一方、学生寮以外に滞在するのであれば、都市部にキャンパスがある大学の場合、あえて距離がある地域に住むことで家賃を抑えられることもあります。

中古品の活用

教材や家具、日用品などは中古で購入することで出費を抑えられます。オンラインマーケットや地元のフリーマーケット、留学生同士の口コミも積極的に活用していきましょう。

新品の教科書は非常に高額なため、中古書や電子書籍、図書館の利用などを検討しましょう。先輩から譲り受けたり、オンラインの教科書レンタルサービスを利用する方法もあります。

海外大学の学費を比較して、理想の大学進学につなげよう!

この記事では、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダを中心に、海外大学の学費や生活費、そして利用可能な奨学金情報を詳しく解説しました。また、ドイツ、フランス、アジアの大学についても触れ、学費を節約するためのヒントもご紹介しました。

海外大学への留学は、語学力の向上、異文化理解、グローバルなネットワーク構築など、多くのメリットがあります。学費情報をしっかりと把握し、計画的に準備を進めることが成功への鍵です。さらに、学費や生活費を節約するための方法を活用することで、経済的な負担を軽減し、充実した留学生活を送ることができます。

留学先の選定や費用の計算、奨学金の応募など、準備は大変かもしれません。しかし、準備にしっかり時間をかければ、そのぶん各国や大学の特徴を納得いくまで理解できます。

自分に最適な進学先を見つけ、あなたの可能性を大きく広げましょう!

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